「………。」
「……お前さ、何やってんの…?」
「………。」
「…おーーーい……」
「………。」
「返事がねえのは無事な証拠。…だけど、もしや、怒ってる?」
「………返事じゃなくて便りだ。後半部分は当たってるぞ…」


            
「……もう、ほとんどホラーだよな…」
「黄色いケツが見えてるが、もしや隠れてるつもりとか?」
「……だってよ、怖くね?どんどん増えてんだぜ…」
「不思議卵だからこういうこともあんだろ。隠れてねえで、こっちこい」
「やなこった」
「いいから来いってんだ。四の五のいうとおめぇのケツに戻すぞ」
「やっぱ、てめ…」
「何度もいうが俺じゃねえ。放りっぱなしで、おめぇにゃ母性本能はねえのか?」
「メスじゃねえから、ンなモンねえし。しかも俺んじゃねえ…」
「………この」
             
「となると、これは不思議卵だな」
「そうそう、こんな場所じゃ何があっても不思議じゃねえんだ」
「その不思議卵が増えてるぞ」
「不思議卵だから仕方ねえ…」
「で、やっぱりお前の股の間に落ちてたのか?」
「………俺のケツに」
「突っ込んでねえ。しかし何でおめぇはどんどん遠ざかっていく?」
「…さあ?」
             
「お前、やっぱりメスだろ?」
「いや、確かに俺様はキュートだが…」
「キュートはいいから」
「俺には50口径マグナムが…」
「マグナムもいいからっ!」
「てめぇさ、俺が寝てる間に、ケツにこれ突っ込んだ?」
「そんなマニアックなプレイはしねえ」
          
「…何だ、これ?」
「…落ちてた」
「どこに?」
「朝起きたら、俺の股の間に…」
「………。」

「…な、な、何だ、こりゃ…?」
「いや、重てえっておめぇがいうから」
「鳥にあるまじき体位だな…」
「これはこれでなかなかいい」
「何がとは聞くつもりはねえが、こんなことばっかやってていいんかね?」
「問題ねえだろ?少なくとも俺は絶好調だ」
「まあ、楽だからかまわねえけど…」
「問題があるとすれば、こんなことを言いながらヤってていいのかってことだろ」



「……またか…」
「…溜息つくな。とりあえずヤれる時にはヤっておかねえとな」
「いいたかねえが、てめぇはしつこい。さくっとヤってちゃっちゃと終われ」
「さくっと、ちゃっちゃと、何回もだな。まかせとけ」
「俺の話、聞いてんのか?つうか重てえんだよ、てめぇは」
「…うるせえな、おめぇは。これで何回もできる自分が不思議で仕方ねえ…」





「……」
「……」
「鳥とはいえ、かなり照れ臭えもんだな…」
「恥ずかしいのはお互い様だ。誕生月だし仕方ねえだろ?」
「誰かに見られてるような気がすんだが…」
「心配すんな。ここのサイトは人通りが少ねえから、たいした人数じゃねえ」
「やっぱ、見られてんじゃねえか。ボケッ」
「さすがにもう飽きたか?」
「おお、何回も生まれ変わってお肌もぴちぴちだぜ」
「ホント、ぴちぴちだ、あ〜ぴちぴちぴちぴち」
「喧嘩売ってんのか?」
「何でそう好戦的なんだ?殻でも食ってカルシウムを補え」
「てめぇの言葉にゃ含みがあんだ」
「褒めてんだろうが。それよりも」
「それよりも?」


 
  
「HAPPY BIRTHDAY 俺様!」
「………」
「ん、もう一回か?」
「…確かに目出度い」
「だろ?何回でもやってやんぜ!」
「おめぇが一番目出度い。しかし今までのって、全部今日の為か?」
「俺って愛されてんよな」
「確かに…。ずいぶんと長ぇ伏線だったな…」
      

              
「お前、何やってんだ?」
「暖めてるつもりだけど」
「どうみても鏡餅の橙にしか見えねえぞ」
「俺の母性本能にケチをつける気か?」
「……基本的な突っ込みしていいか?お前って、実はメス?」
「確かに俺様はキュートだが、生まれつきオス」
「キュートはいいから、じゃあ何で卵?」
「キュートだが、マグナムなんだよな」
「マグナムもいいから、何で卵がお前より大きい?」
「そこはそれ、いろいろあんだよ。小さいことは気にすんな」
「……卵、でかすぎねえか…」



「どうだ?」
「……どうって。これ、お前の?」
「おう、むりむりっとな」
「……お前と同じくらいでけえが…」
「だからよ、苦労したぜ」
「………」
「下手な鉄砲、数打ちゃ当たるってか?」
「……下手で悪かったな…」



「………お前の番って、これ?しかも…」
「……言うな」
「早っ」
「……鳥だから仕方ねえ…」
「ワン、ツウ、フィニッシュ?」
「そこは回数で」



「………」
「……お前が跳ねるの好きなのは知ってるが」
「………」
「……何で、俺の上で跳ねる?」
「………」
「……もしや、怒ってんのか?」
「………」
「……地味に痛てえんだが…」
「………」
「……今度は俺の番な…」
  

「て、て、てめっ…」   「よいではないか〜、よいではないか〜」
「え、え、ええこと、あっかい!」          「細かいことは…」
「こ、こ、こ、こっ…」            「よいではないか〜〜〜〜」
「殺〜〜す!ブッコロス!」    「これってお代官様プレイか?」
「お〜〜〜え〜〜〜〜」  「ここは、あ〜れ〜〜って言っとけよ」

 
「……」                           「どうした?」
「気持ちわりぃ…」           「もうグルグルしねぇんか?」
「話しかけんな…、おえっとくる…」          「おえっとかよ」
「……」        「ちっとばかり思いついたことがあんだが…」
「……」                           「いいか?」
「だから…話しかけんなって…」        「おっ、いいのか?」
「……?」                「ちょっくら、準備してくっから」

 
【馬鹿で愛おしい】
                                   
                             「何だ、そりゃ?」
「ディアブロ?練習?」         「片足じゃなかったんか?」
「鳥にそんな器用なことができっか」             「………」
「しかし、疲れんな…」                     「………」
「止めてもいいぞ?つうか止めろ。眼がまわ…」    「…いや」
「眼が、眼が…」               「心配しなくて大丈夫だ」
「何が?」                     「そんなお前が……」
piyo 2007

▼2007年分です。2007/1.1から始まってますが、初期のデータは保存してませんでした。
おもむろに途中からで、下へいくほど新しいです。